枕は毎日欠かさず使いますが、その洗濯方法を知っていますか?
洗濯方法を知らないだけではなく、洗濯できると思っていなかった方も多いことでしょう。
今回は、枕の洗濯頻度や、素材ごとの注意点などを解説しています。枕の洗濯で疑問のある方は、本記事を参考にしてください。
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
枕の洗濯頻度はどれぐらいが目安?
枕本体を洗濯する頻度の目安は半年に1度ですが、枕カバーは1週間に1回洗濯してください。洗濯できない素材や、家庭で洗濯するには難しい素材があります。必ず洗濯表示を確認しましょう。
身体から出る汗や脂がつくので、枕はよく汚れます。なるべく毎日干して、枕の湿気を逃がしてください。
枕には洗濯できるもの・できないものがある!
枕は素材が豊富なので、洗濯できるもの・できないものがあります。以下を参考にしてください。
素材・種類 | 洗濯の可否 | 注意点 |
ポリエステル | 可 | 洗濯表示を確認すること |
パイプ | 可 | 必ず洗濯ネットを使い、「弱水流」コースを利用 |
低反発ウレタン | 不可 | 丸洗い不可。風通しの良い場所で陰干しのみ |
高反発ウレタン | 不可 | 水や熱に弱いため丸洗い不可 |
そばがら | 不可 | 丸洗い不可。カバーのみ洗濯機で洗う |
羽根 | 可 | 中性洗剤で押し洗い。洗濯で素材の劣化が早まる可能性あり |
羽毛 | 不可 | 週に1度の陰干しで対応 |
※上記表は一般的な素材に対する洗濯の可否と注意点です。
以下では、自宅で洗える枕と洗えない枕をまとめています。洗濯できない枕を洗ってしまったときの対処法も説明しているので、参考にしてください。
自宅で洗える枕の例
ポリエステルやパイプ、羽根は自宅で洗えます。ただし繊維であるポリエステルわたの枕は、数回洗濯すると中身がヨレる可能性があるので注意してください。
羽根の枕は干した後、両端を優しく叩いて中身をほぐします。
自宅で洗えない枕の例
ウレタンやそばがらなどは、基本的に自宅での洗濯はできません。水洗いもできない素材に、低反発ウレタンやそば殻があります。
洗濯できない枕を洗ってしまったとき
間違って洗濯できない枕を洗濯してしまうときもあると思います。そんなときは水分を取り除くために、枕を優しく押してください。
汚れは濡らしたキッチンペーパーやティッシュで、優しく叩き込みます。
枕の水分を取ったら、風通しのある場所で陰干しをしましょう。しっかり乾くまでにかかる時間はおよそ1週間です。
自宅で枕を洗濯する方法を解説!
洗濯機で丸洗いできる枕は、ご家庭でも洗えます。ここでは事前に準備しておくものと、洗濯機で洗濯する手順を紹介しているので、参考にしてください。
- 中性洗剤
- 洗濯ネット
枕は、ご家庭にあるもので洗濯できます。枕を洗濯する4つの手順を見ていきましょう。
1.洗濯表示を確認する
枕の素材が耐えられる水流や水温を確認するために、洗濯表示をチェックします。
2.洗濯ネットに入れる
あらかじめカバーを外しておいた枕を、洗濯ネットに入れてください。枕のファスナーはしっかり閉めて、中身が洗濯槽に飛び散らないようにします。
3.洗濯機に入れる
洗濯機に、洗剤と枕を入れます。ここで、枕が洗濯機の中できちんと沈んでいるか確認してください。
縦型の洗濯機で枕を洗うときに、水が枕に染み込まず洗濯機の中で浮いた状態になることがあります。この状態では、枕が綺麗に洗濯されません。
全体的に洗うためにも、枕が沈んでいるかどうかを忘れずにチェックしてください。
4.枕を干す
素材に合わせた干し方で、枕を干します。基本的に日陰干しや乾燥機推奨です。乾く時間を短くしたいのなら乾燥機がおすすめですが、洗濯表示をチェックして、乾燥機が使用可能か確認してください。
洗える枕は洗濯機を使って綺麗にしましょう。洗えない素材の枕は、クリーニング店に依頼する方法もあります。
枕の干し方|効率的に乾かすためには?
枕は素材によって、干し方が変わります。天日干しが可能な素材と、天日干しのやり方を見てみましょう。
天日干しが可能な素材とは?
水洗いができないそば殻や小豆、ヒノキチップの枕は、天日干しをしっかりする必要があります。
天日干しのやり方とは
枕本体を、風通しの良い日向に干してください。このとき洗濯バサミを使うと、枕の中綿が偏る原因になります。
枕には厚みがありますので、乾いたように見えても乾ききっていないことがよくあります。1日以上乾燥させるのが、枕を天日干しするコツです。
乾かす時間を短縮したいときは、枕の上下を入れ替えたりひっくり返したりして工夫します。中まできちんと乾燥させることで、カビが発生しにくくなるわけです。
枕の洗濯に便利なグッズ
ここでは、持っていると便利な枕の洗濯グッズを紹介します。枕ハンガーやまくら干しネットは百均にも売っているので、高いものを購入する必要がありません。
枕にしか使えないわけではないので、1つ持っていると重宝するでしょう。
プラスチック製の枕ハンガー
プラスチック製のため丈夫にできており、普段の洗濯物のように竿にかけて干せます。しかし滑りやすい素材の枕を干したり風が強いときに干したりすると、落ちることがあります。また、低反発枕には向いていません。
プラスチック製の枕ハンガーは両端にフックがついていて、枕を横に向けて干せるのが特徴です。豊富なサイズに対応した商品が多く、ぬいぐるみのように枕以外のものも干せます。
販売しているお店によって、ピンクやブルー、ホワイトなど色の種類がたくさんあります。
まくら干しネット
風が強いときに枕が落ちるのが心配な方には、まくら干しネットがおすすめです。コンパクトにたためるので、プラスチックの製品と比較してもかさばらない特徴があります。
枕を干す部分が2つついているので、同時に2個干せる商品もあります。
ひも付きピンチ
枕を干すときに、ひも付きピンチがあると便利です。まくら干しネットを普通のハンガーで支えると、重い枕やサイズの合わない枕はネットがヨレヨレになります。
枕干しネットがヨレヨレになる場合、必要な箇所をひも付きピンチで止めると、枕干しネットが安定してしっかり干せるわけです。
まとめ
枕の洗い方を解説しました。枕の素材は豊富なうえ厚みがあるので、普段の洋服よりも洗濯は大変になります。枕を干すための便利グッズなども販売しているので、上手に使えば効率的に干すことが可能です。
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
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