綺麗なワイシャツを着ると、気持ちが引き締まり爽やかな気分になります。ですから、いつも綺麗な状態で準備しておきたくありませんか?
しかし、自宅で処理するには手間がかかって扱いの難しい衣類でもあります。そのため、ワイシャツの寿命が気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、ワイシャツの寿命やクリーニング後の処理を解説しています。
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ワイシャツの寿命は何年ぐらい?着用回数から買い替え判断のポイントとは!?
最低限の品質を保つために、衣類には耐用年数が存在することをご存知ですか?ワイシャツの場合、耐用年数はおよそ2年、お手入れの仕方によっても変化しますが長くても3年だと言われています。
着用回数については、ワイシャツ自体の質やお手入の具合、素材によって変わります。そのため、何回着用したらそのワイシャツは寿命だ、と具体的に決められるものではないのです。
ワイシャツの寿命を判断する基準や買い替えのサインとは?
- 汚れや黄ばみが出てきたかどうか?
- サイズの変化を感じるようになったかどうか?
- 糸のほつれや破れが出てきたかどうか?
ワイシャツの寿命を判断する3つのポイントを詳しく解説していきます。
汚れや黄ばみが出てきたかどうか
白くてパリッとしているワイシャツは、清潔感があるものです。しかし、その特徴は時に皮脂汚れがつきやすかったり黄ばみやすかったりする原因にもなります。紫外線などもワイシャツの汚れに影響するので、夏は特に注意が必要です。
コートなどを洗濯したことがある方はお気づきかと思いますが、手首はいろいろな場所につきます。そのため、手首は汚れやすいうえに汚れが分かりやすいのが特徴です。
汚れや黄ばみは、目で見て確認できますから判断しやすい買い替えのサインでもあります。
サイズの変化を感じるようになったかどうか
ワイシャツは、襟などの形を良く見せるために芯地という仕組みが使われていますが、ものによって洗濯で縮みやすい傾向にあります。ですから、洗濯を繰り返していれば襟元が縮んでしまうこともあるのです。
他にも、体重に変化があればワイシャツがきつくなることもあるでしょう。ワイシャツに、サイズの変化を感じるようになった時は買い替えどきです。
糸のほつれや破れが出てきたかどうか
使用回数の多いワイシャツは、それだけクリーニングに出したり洗濯をしたりする回数も増えるものです。洗濯では、ほかの衣類も洗濯機に入っているので衣類同士が擦れてほつれる原因になるケースがあります。
洗濯時に限らず、着用が多いほど摩擦を受けやすくなるので、破れやすくなってしまうのです。ワイシャツの生地で、糸のほつれが気になるようになったら買い替えを検討しましょう。
ワイシャツの寿命を少しでも伸ばすためのポイント!
ワイシャツの寿命が分かると、「少しでも寿命を延ばして、長く使いたい」と考える方もいらっしゃることでしょう。ここでは、ワイシャツの寿命を伸ばすためのポイントを解説します。
アイロンがけを丁寧に行う
アイロンがけを丁寧に行い、ワイシャツを長持ちさせましょう。
生乾きの状態でアイロンがけするのがコツなので、最初に霧吹きで全体を濡らしましょう。アイロンは、細かいところから順にかけていき直線に動かします。
丁寧にアイロンがけを行っていた方も、どこの部分を押さえながら、どこの部分のアイロンがけをするかまでは知らなかった方が多いのではないでしょうか?
保管まで丁寧に行う
せっかくワイシャツを丁寧に扱っても、保管が丁寧でなければもったいないです。
1枚ごとにハンガーにかけて、通気性の良い場所につるします。通気性が悪いと、カビやダニが発生する原因になりますから、1枚ごとのつるす間隔を空けて保管してください。
型崩れの対策として、シャツの肩幅に合っていて厚みのあるハンガーを選びましょう。
ワイシャツの寿命を延ばすための襟汚れの特徴別の落とし方!
1口に襟汚れと言っても、いろいろな種類があります。ここでは、特徴別の落とし方を紹介しました。
1. カラーシャツの首回りに濃いシミができた場合
色が変色してしまった部分へ、中性洗剤を水で薄めたものを塗り広げます。食器洗い用の台所洗剤で問題なく、濃度は倍以上に薄めてください。そのあとに、普通の洗濯をしましょう。シミの範囲が広ければ、ブラシなどを用いて綺麗に塗ってください。
2. 皮脂の汚れで襟が真っ黒である場合
まず、固形の洗濯用石鹸を用いてゴシゴシと洗い、その後石鹸を洗い流します。その手順だけでは取れなかったときは、皮脂汚れの部分に台所用漂白剤をつけて、およそ30分置いた後に洗い流しましょう。その後は、普通に洗濯機を使ってください。
色物に漂白剤は使えないので、白いワイシャツに使います。
1口にワイシャツの「汚れ」と言ってもいろいろですね。汚れ別の落とし方に対応できたら、綺麗に使いやすいと思います。
ワイシャツはクリーニングに出すと傷みやすいって本当?
ワイシャツは、クリーニングに出すと痛みやすいと聞いて、不安に感じてはいませんか?ここでは、その理由やクリーニング後の処理を解説します。
頻繁にクリーニングへ出すと痛みやすい
ワイシャツをクリーニングに出すと、傷みやすいのは本当でしょうか?
結論から申し上げますと、クリーニングへ頻繁に出してしまうと痛みやすくなります。
自宅で洗濯機にかける以上に、クリーニングでは衣類を綺麗にしてもらえますよね。
しかし、そのときに高温、高圧をかけてシワを綺麗にしたり汚れを落としたりします。ところが、このことは衣類に大きな負荷をかけてしまうわけです。
そのため、ワイシャツをクリーニングに出す頻度は1週間に1回、または1シーズンに1回程度が望ましいです。
1週間の中で繰り返し同じものを着用しないように、ワイシャツを5着以上持つのがおすすめです。
このように聞くと、ワイシャツをクリーニングに出すこと自体が悪いことのように聞こえるかもしれませんが、それ自体が悪いわけではないのです。
長期間保管する前はクリーニングに出しましょう。
クリーニングから引き取ったワイシャツはどうする?
クリーニングから引き取ったワイシャツは、袋から出して保管してください。なぜなら、袋のまま長期間置いておくと湿気がこもりやすくカビが発生することがあるからです。
また、クリーニングが完了したワイシャツは、すぐに仕上がりのチェックをしましょう。クリーニングに行ったのだから、シワや汚れなどはすっかり綺麗になっているものと考える方も多くいらっしゃいます。
ところが、シワや汚れが残っている場合もあるのです。何日か経過した後で仕上がり確認をしても、放置が原因の汚れである場合もあります。そのため、クリーニング店から衣類を引き取ったら仕上がりをすぐにチェックするのがおすすめです。
まとめ
ワイシャツの寿命や、クリーニング後の対応を紹介しました。衣類の寿命を伸ばすには、丁寧に扱うことが必要不可欠だということがお分かりいただけたでしょうか。
いつでもパリッとした綺麗なワイシャツを着られるように、アイロンのかけ方や保管方法を今一度見直してみてください。
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
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