最近は、おしゃれなスニーカーがたくさんありますから、数種類持っているという人も少なくないでしょう。
そのスニーカー、素材が違えば1つ1つ洗い方が違うって知っていましたか?
今回は、スニーカーの素材別の洗い方を紹介しました。
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
スニーカーの洗い方を種類別に徹底解説!
スニーカーは、様々な素材のものがあるのです。そのため、素材ごとに洗い方や扱い方が異なります。それぞれの洗い方を知らなければ、知らず知らずの間に素材の品質を悪化させているかもしれません。
メッシュのスニーカーの洗い方
素材を網目状に編んだものをメッシュと言います。メッシュに使用される素材は、木綿や麻に限らず合成素材のナイロンまでありますよ。通気性に優れており、夏期に着用する靴の素材として重宝します。メッシュのスニーカーの洗い方を紹介しました。
- バケツ
- 歯ブラシ
- スニーカー専用洗剤もしくは固形洗剤・固形石鹸(土汚れのとき)
1.泥汚れを落とす
乾いた泥汚れを、歯ブラシで簡単に落としましょう。簡単に落としたら、中敷きや靴紐をはずします。
2.水に浸す
バケツに40℃のお湯を張って、メッシュのスニーカーを浸します。お湯が浸透したら、バケツから上げてくださいね。
3.スニーカーを洗う
固形洗剤をブラシにつけて、スニーカーを洗っていきます。土を落としたいのであれば、こびりついたものも落ちる固形石鹸を使うのがおすすめですよ。また、ナイロンスポンジを使うことによってスニーカーのメッシュが痛みにくくなります。
4.靴紐も洗う
スニーカー本体を洗い終えたら、靴紐も丁寧に洗いましょう。スニーカーの手順と同じように、お湯につける、紐を伸ばす、ブラシに固形石鹸をつけてこする、という手順でおこないます。
5.洗い流す
靴紐まで全て洗い上がったら、スニーカーに浸した石鹸をていねいに洗い流してください。
6.陰干しをする
残った水気はタオルを使って取り除きます。洗い終わったスニーカーは、陰干しをしましょう。
ここでは、スニーカーの土汚れが酷いときの洗い方を紹介しました。土汚れがそこまで酷くなければ、以下の手順を省いても問題ありません。
- 手順1の、先に歯ブラシで土汚れを落とし、中敷きや靴紐をはずす工程
- お湯の温度は40℃でなくても良い
- 特に、固形石鹸を使わなくても良い
また、スウェード地は水に弱い性質のため水洗いはできません。
布・キャンバス地のスニーカーの洗い方
粗い平織りで縫った布のことをキャンバス地と言います。始まりは船の帆への利用でしたが、現在ではおしゃれなトートバックなどでも見かけますね。布系素材の洗い方を見ていきましょう。
- メラミンスポンジ
- 中性洗剤(食器洗い用で構わない)
- 洗濯用石鹸
- タオル
- ブラシ(歯ブラシもあると良い)
- バケツ
1.パッチテストをする
色落ち防止のため、先に見えにくい部分でパッチテストをおこないます。その方法は、タオルを水で濡らして固く絞り、見えにくい部分を拭けばOKです。パッチテストをしてみて、タオルの色が変わっていなければ問題ありません。
2.靴紐を洗う
靴紐を洗います。バケツに水を張り、靴紐に中性洗剤をかけてもみ洗いをしてください。泡立つように、両手を使うのがおすすめです。洗い残しがないよう綺麗にすすいだら、陰干ししましょう。
3.ラバー部分を洗う
メラミンスポンジを用いて、スニーカー本体のラバー部分を洗います。中性洗剤をつけたメラミンスポンジで、サイド・つま先のラバー部分を擦りましょう。
メラミンスポンジで少し擦ったら、タオルで拭き取り、また次の部分をメラミンスポンジで擦るという手順を繰り返して、すべてのラバーを磨いていくのです。
ラバー部分の汚れがキャンバス地にまで移らないように、靴底の向きを下にして作業をします。
4.丸洗いする
スニーカー全体を丸洗いします。水を張ったバケツにスニーカーを浸して、洗濯用洗剤をつけたブラシで全体的に磨いてください。大きなブラシだと動かしにくいときは、古い歯ブラシを使います。
5.すすぐ
洗い残しをしないよう、流水を用いてしっかりすすぎましょう。すすぎ終えたら、綺麗なタオルで水気を取り除きます。ゴシゴシこするようにタオルを動かすのではなく、靴をタオルで挟んで押さえ込むようなイメージです。
水気を取り除いたら、インクのつく心配の無い紙を丸めて、靴の中に入れます。
6.陰干しをする
おおよそ2日間ほどを使って、スニーカーを陰干しします。その間、中に入れた紙は交換してください。
7.防水スプレーをかける
最後に、防水スプレーをかけたら完成です。
メラミンスポンジには研磨剤が用いられています。手順3にて、ラバーに白以外のカラーを使っている場合は、色落ち防止のためにパッチテストをおこないましょう。
合成皮革のスニーカーの洗い方
ポリ塩化ビニールなどの合成樹脂が使われており、水をはじく性質があります。天然皮革とは違い、質感は人工的なものなので商品ごとに差が出にくい特徴があります。合成皮革のスニーカーの洗い方を紹介しましょう。
- バケツ
- ブラシ
- 中性洗剤
- 歯ブラシ
1.埃などを取っておく
埃や泥などのよごれを軽く取っておきます。このとき、中敷きや靴紐をはずしてください。バケツに水を張り、中性洗剤を溶かして2時間程度スニーカーを浸け置きましょう。
2.スニーカーを洗う
浸け置きが完了してから、汚れている箇所をブラシで擦り洗いします。内側まで忘れないように洗って、臭いや汗を残留させないようにしてください。
3.水気を切り陰干しする
洗い上がったら、よくすすいで水気を切ります。風通しの良い場所で陰干ししましょう。
ここでは、中性洗剤で洗うのがポイントとなっています。
革(天然皮革)のスニーカーの洗い方
牛が主流ですが、鹿や羊など様々な革があります。ここでは、革のスニーカーの洗い方を紹介しましょう。
- バケツ
- 革素材専用の洗剤
- 歯ブラシ
- スポンジ
- 布
- タオル
- 新聞紙
- クリーム(乳化性)
1.スニーカーをぬるま湯へ浸す
靴紐を取り除いた後、ぬるま湯を張ったバケツへスニーカーを浸してください。汚れを浮かすために、おおよそ30分から1時間程度、そのままにしておきます。
2.汚れを落とす
革素材専用の洗剤を、スポンジにとって泡立てましょう。汚れを落とすべくゴシゴシ擦るのではなく、優しく滑らかにスポンジを滑らせるのがポイントです。
入っていたインソールも取り出して綺麗にします。スニーカーの内側を洗うときは、外側のときより少し力を入れても問題ありません。
内側を洗い終えたら、歯ブラシを使って外側の細かい部分を磨いていきましょう。
3.水と泡を拭く
スニーカーを全て洗い終えたら、タオルを使って水と泡を拭きましょう。革素材は、とにかく優しく扱うのが基本です。
革素材専用の洗剤には、保湿成分が含まれているものがあり洗い流さなくても良い場合があります。商品の説明に従ってください。
4.陰干しする
水気をよく取り除いた後に、日陰でしっかり乾かします。風通しの良い場所へ置き、中に新聞紙を入れてください。
乾燥したスニーカーに、クリームを塗り布で磨いて仕上げます。
手順2にて、革素材を傷つけないために、スポンジの固い面を使わないようにしましょう。
スウェードのスニーカーの洗い方
スウェーデンの手袋が語源で、子牛などの皮の裏側を起毛させた素材です。柔らかさだけではなく、丈夫さがあるのも特徴ですよ。スウェード素材の洗い方を解説しましょう。
- ブラシ
- シャンプー
- スポンジ
- タオル
- 防水スプレー
1.ブラッシングをする
毛並みとは逆方向にブラッシングをして、スニーカーの汚れを落としてください。
2.スニーカーを湿らせる
スウェード素材の靴を洗うポイントは、直接水につけないことです。そのため、濡れタオルを使って靴をしっとりさせていきます。
3.スポンジで洗う
シャンプーをスポンジで泡立てて、靴を洗いましょう。シャンプーを落とすときも、靴を水に浸さないように気をつけてください。
4.陰干しする
風通しの良い場所で陰干しします。
スニーカーが乾いたら、防水スプレーを忘れないようにしてください。シャンプーで洗えるものの、スニーカーを水に浸さないという注意点があるのです。
重曹を使ったスニーカーの洗い方について
重曹と洗剤を用いてスニーカーを洗う方法もあります。
45℃ぐらいのお湯の中へ、以下を入れましょう。
- 重曹・・1リットルのお湯に対して大さじ3杯
- 液体の洗濯用洗剤・・キャップ1杯分
ここへ、スニーカーを浸して1時間浸け置きします。スニーカーを洗うときは、歯ブラシに水を混ぜた重曹をつけながら磨くと汚れが取れやすいです。
スニーカーの内側・ソールの臭いをとるための洗い方とは??
洗濯用の酸素系漂白剤で浸け置き液を作って、ソールを浸けてからこすり洗いするのがいいでしょう。酸素系漂白剤は、水量に合わせて入れる量を調節します。このときも、液が残らないようにしっかりすすいでください。
ソールの臭いが気になる場合、スニーカーの中へ布で包んだ重曹を入れて消臭する方法もあります。
また、しっかりとニオイも汚れも除去するのであればプロのスニーカークリーニングに依頼するのもおすすめです。
スニーカーの洗い方Q&A
ここではスニーカーを洗う際に気になることや疑問点をQ&A形式でまとめています。スニーカーの洗い方と共にぜひチェックしてみてください。
Q:スニーカーをキレイに保つためには?
スニーカーを購入してすぐに防水スプレーをかけるのがおすすめです。色の濃いものにかけすぎてしまうと白くなることがあるので気をつけてください。
また、スニーカーに染み込んだ湿気が乾かないままだと、臭いやすくなったり傷みやすくなったりします。スニーカーを履いたら1日休ませるのがおすすめです。
Q:真っ白いスニーカーをキレイに洗うためには?
白と言っても、素材ごとにお手入れ方法が異なります。キャンパス地のスニーカーを洗うとき、黄ばみが気になるのならお酢も使えます。
洗濯石鹸などを使って洗い終えたスニーカーを、酢水に数時間つけておくだけでOKです。酢水につける前は、洗い残しの無いように注意してください。配合は、水3リットルに対して酢200ccですよ。つけ終えたら、陰干しをしましょう。
まとめ
スニーカーの洗い方を紹介しました。様々な素材があり、素材ごとに洗い方が少しずつ異なることが分かりましたよね。手持ちのスニーカーに適した洗い方で、素材を傷めないようにしましょう。
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