新型コロナウイルスの流行により、マスクは私たちの生活になくてはならないものになりました。
マスクを毎日付け替えるとなるとお値段も気になりますよね。使い捨ての不織布マスクでも洗えればいいのに、と思った方は多いはずです。
今回は、使い捨て不織布マスクや布マスクを洗濯する方法を紹介します。
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
不織布マスクの洗濯で失敗しないために知っておきたい注意点!
再利用するために洗濯しても、失敗してしまってはもったいないと思いませんか。ここでは、使い捨て不織布マスクの洗濯で失敗しないための注意点を解説します。
そもそも、使い捨て不織布マスクは洗濯することを前提に作られていません。マスクのパッケージにも、1日1枚の使用を推奨していることが書かれています。
そのため、どの洗い方をするにあたっても自己責任だと思ってください。
使い捨て不織布マスクは、熱に弱い繊維で作られている可能性があります。シワができたから、とアイロンを使わないようにしましょう。
ゴムが伸びてしまうので、塩素系漂白剤に長時間浸け置きしないようにしてください。
不織布マスクの洗濯方法を解説!
使い捨て不織布マスクを手洗いで洗濯する方法を解説します。
- 桶
- 中性洗剤
- 綺麗なタオル1枚
- 洗濯バサミ
特別なものは必要ありません。それでは順に見ていきましょう。
1. 水1Lに中性洗剤を溶かす
まず、中性洗剤を水1Lに溶かします。ここで使う桶は、普段お風呂場で使うもので構いません。多くの中性洗剤は30Lからの適量がかかれていることと思います。
パッケージを見ながら今回使う水分量に合わせた中性洗剤を溶かしてください。
どのスプーンを使ってこれくらいの分量だと覚えておけば、毎回計らなくていいので楽ですよ。
2. マスクを水に浸けて洗う
マスクを水に浸けて押し洗い、もしくは1時間程度浸け置きします。
マスクの繊維が傷つくので、力を込めたもみ洗いではなく優しく押し洗いをしてください。
3. 綺麗な水に入れ替えてすすぐ
桶の水を綺麗なものに入れ替え、すすぎ洗いします。水の入れ替えの目安はおよそ3回ほどです。
4. 水分を拭きとる
水分を拭きとるために、乾いたタオルにマスクを挟みます。水分を拭きとった後は、洗濯バサミに挟んで陰干しをしてください。
マスクの繊維を傷めないよう、優しく洗うのがコツなのですね。
不織布マスクは洗濯機で洗えない?
お伝えした通り、使い捨ての不織布マスクはそもそも洗うことを目的に作られていません。
そのため、洗濯機で洗ってしまうと飛沫の対策に使えなくなったりノーズフィッターが取れてしまったりする可能性があります。
ノーズフィッターとは、マスクを鼻の形に合わせて空気が逃げにくくするためのものですから、ここが外れてしまうとマスクとして使うのには心もとないです。
せっかくマスクをつけていても、まったく飛沫の対策ができていないようでは意味がないと思いませんか。
感染の予防を目的としてマスクをつけるのであれば、洗濯機で洗濯はしないことをおすすめします。
不織布マスクを捨てるタイミングと寿命はどれぐらい?
使い捨て不織布マスクを捨てるタイミングはどれくらいなのでしょうか。2日ほど使い続けている人も多いようですが、使い捨て不織布マスクの場合はやはり1日1枚程度の利用が望ましいです。
頻繁に付け外しを行うことにより、ゴムが緩んだり口に接する部分が汚れたりする可能性があるので気をつけてください。
使い捨て不織布マスクは、捨てるタイミングだけではなく付け方も気をつける必要がありますよ。
- マスクをつける前に手を洗い、清潔にする。
- マスクの表裏を確認する。表裏は、商品ごとに違うため注意が必要。
- マスクの上下を確認する。針金などが入っているほうが鼻の位置になる。
- プリーツを伸ばして針金を鼻の形に合わせる。顎が隠れるようにマスクをつける。
- 使用後は素早く捨てて、手を洗うこと。
マスクの使用前、使用後は手を洗って清潔に保つことが大切です。
不織布マスクを清潔に使うためのおすすめグッズ
女性は、マスクに化粧がついて取れないことがあります。油分を含む化粧の汚れを落とすには、食器用洗剤がおすすめです。
洗面器の中で押し洗いしただけでは落とせなかったときは、指でなでるようにこすり洗いをすると落とせます。
布マスクの洗い方は?
布マスクの洗い方を解説します。
- 衣類用洗剤
- 塩素系漂白剤
- 清潔なタオル
- 大きめの桶
- 台所用手袋
- 洗濯バサミ
1.桶に衣類用の洗剤を入れる
パッケージに記載の使用量を確認してください。水2Lに対して0.7gほどが一般的な衣類用洗剤の目安です。洗剤を入れたスプーンを使って水に溶かしましょう。
2.桶の中にマスクを入れる
桶の中にマスクを入れて10分待ちます。10分経過後、軽く押し洗いしてください。使い捨て不織布マスクのときと同様に、もみ洗いをしないようにします。
3.桶の洗剤を流す
桶の洗剤を流し水道水ですすいだあと、綺麗な水を入れます。綺麗な水でマスクの洗剤もすすいでください。十分すすいだら、マスクの水分を取ります。
4.塩素系漂白剤を入れる
汚れが気になるなら、ここで塩素系漂白剤を入れましょう。このとき、台所用の手袋をしてください。塩素系漂白剤を桶に入れます。水1Lに対して15mlが目安です。この中にマスクを10分浸しましょう。
10分経過したら、桶の塩素系漂白剤を流してマスクの漂白剤もすすぎます。塩素系漂白剤をきちんと落とすために、2回すすいでください。桶から出したら、タオルで包んで叩き、水気を取ります。
5.日陰で干す
陰干しで自然に乾かします。形を整えたら、洗濯バサミにつけてください。
上記の手順は、動画でも紹介しています。合わせてご覧くださいね。
ポイントを抑えてゆっくり丁寧に解説してくれる動画なので、分かりやすいことと思います。
そもそも不織布って何?
マスクを購入するようになってから、よく不織布という言葉を聞くようになりました。しかし、不織布の意味を分かっていない方も多いのではないでしょうか。
不織布とは文字通り折らずに機械や熱などを用いて接着させた、薄いシート状をした布のことです。不織布は通気性に優れているので、マスク以外では女性の生理用品などに使われています。
まとめ
使い捨て不織布マスクと、布マスクの洗い方を解説しました。日常的にマスクを利用するようになりましたが、それゆえに大雑把な扱いになりがちです。今一度、マスクの洗い方や使い方を見直すのはいかがでしょうか?
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
クリーニングしたい衣類の引取りからお届けまで自宅にいながら完結できる宅配クリーニング。
たくさんある宅配クリーニングサービスの選び方から価格が安いお店まで徹底比較しました。お店選びの参考にしてみてください。