「帽子の内側のフチの部分が黄ばんできてみっともない・・」
「汗をたくさんかいたので綺麗サッパリ洗いたい・・」
この記事では帽子を自宅で洗濯する方法とその注意点について解説しています。初めて帽子を洗濯する人も一度洗い方を覚えてしまえば、意外と簡単に行うことができます。
実際にキャップを水洗いした体験談を元に詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
帽子を洗濯する前に必ずチェックしたい2つのポイント!
帽子の自宅での洗濯は型崩れのリスクが高い為、洗濯機は出来るだけ避け、やさしく手洗いするのがおすすめです。まずは基本となる手洗い方法の手順をご紹介します!
動画でも解説していますのでこちらもどうぞご覧ください!
1.帽子についている洗濯表示で洗えるかどうかをチェック!
旧表示 | 新表示 | 意味 |
自宅での洗濯処理ができない |
上記の2つのマークは「家庭での洗濯(水洗い)ができない」ことを意味しています。その為、この2つのマークがついていない帽子は家庭でも洗濯が可能です。
洗えない帽子でもクリーニングができるクリーニング店もあります。以下の記事も併せてチェックしてみてください。
2.使用予定の洗剤で帽子が色落ちをしないかチェック!
帽子の洗濯でリスクとなるのが洗剤による色落ちです。帽子に限らず色がついている衣類などは染色をしています。
色落ちしてしまうのは、洗剤との相性、帽子の染色の強さの2つの原因があります。この2つを見極めるためにも目立たない場所で色落ちテストを行うようにしましょう。
色落ちテストの方法は【写真有り】スーツを自宅で洗濯する方法と注意点を徹底レビュー&解説!でも紹介しています。併せてご覧ください。
帽子を洗濯する際に準備しておくもの
- 洗面器・バケツ ※今回は洗面所で行います。
- 中性洗剤
- 固形石鹸
- 歯ブラシ
- ザル ※型崩れ防止アイテム
帽子を洗う際に必要となるものは以上です。ここからは実際にキャップを手洗いしていきます。
帽子(キャップ)の洗濯を実践!洗い方の手順を徹底解説!
帽子を自宅で洗濯する際に注意したいことをまとめました。詳細について解説していきます。
帽子の洗い方手順①水・ぬるま湯をためる
洗面器などに水を貯めます。水よりも熱すぎない40℃前後のお湯の方が洗剤の洗浄効果が活性化するとともに汚れ落ちがよくなります。
ただし水でもお湯でも、洗う時とすすぐ時の水温は同じぐらいにしましょう。温度差があると帽子に負担となります。
帽子の洗い方手順②中性洗剤で洗濯液を作る
中性洗剤ごとに決められた量を使いましょう。洗面器などで使う場合、水の量がアバウトなのでおおよその分量で構いません。
帽子の洗い方手順③汚れがひどい部分を部分処理
おでこ・頭と接する縁の部分、つば(手汗・皮脂)の部分は汚れやすいのでその部分だけ部分洗いをするのがおすすめです。
アルカリ性の固形石鹸は油汚れに効果的なので、固形石鹸を軽く擦り付けて歯ブラシを使ってブラッシングをします。
帽子の洗い方手順④全体を手で押し洗い・振り洗い
帽子全体を水の中に浸して手洗いをしていきます。その際には、やさしく押し洗いをするか、振り洗いにしましょう。
汚れがひどい場合は、5分~10分程度つけ置きするのもありです。
ギュッとつかんだり、帽子の表面をごしごしと摩擦すると型崩れや毛羽立ちの原因になります。洗剤に含まれる界面活性剤が帽子についている汚れを浮かせてくれるのでそれをやさしく払い落とすようなイメージです。
その後、きれいな水ですすぎをします。すすぐ際も同様に扱いましょう。
帽子の洗い方手順⑤脱水方法は軽く絞る&タオルドライ!
なるべく弱い力でゆっくりと帽子を畳むように水を搾ります。強く行うと型崩れを起こしてヨレヨレになるので注意しましょう。
乾いたタオルを敷いた上に帽子を乗せて、タオルで包むように水気を吸わせます。
洗濯機の脱水機能を使う場合は、帽子のみをタオルで包み、さらに洗濯ネットに入れると安心です。脱水時間は回転が安定してから30秒程~60秒程度にしましょう。
帽子の洗濯の重要ポイント!型崩れを防ぐ干し方!
型をきれいに保つためには、出来るだけ広い面積が触れるようなグッズを利用することです。ラクリー編集部では実際にいろいろな方法を試して型をキープするのに最適なグッズを評価しました。
アイテム | 型キープ度 | おすすめ度 |
タオル | ||
ボウル・ザル | ||
ペットボトル | ||
専用グッズ |
帽子の干し方①タオルをつめこむ
家には必ずあるタオルを丸めて詰め込みます。フェイスタオルは1枚ではパンパンにならないこともあるので2枚使うなどをしましょう。
バスタオルであれば1枚で十分です。
タオルはまだ水分を吸い取ってくれるので効率的に乾燥もできます。型をきれいに保つという点においてはタオルをどれだけ綺麗に詰め込むかにもよります。
帽子の干し方②ボウル・ザルにかぶせる
料理用のボウルやざるはちょうど帽子のサイズに近いので写真のようにかぶせるのもおすすめです。ただしぴったりとハマる訳ではないので間にタオルなどを詰め込むなどの工夫も必要になります。
帽子サイズとぴったり合うボウルやざるがあれば手間なく代用できて楽チンです。
帽子の干し方③ペットボトル
500mlリットルサイズ1本に帽子の円の中心部をかぶせるだけです。点で支える為、帽子の型をキープするという点ではイマイチな印象でした。
また陰干ししている最中に風で倒れてしまうこともあるので、ペットボトルではなくてもかぶせることができるものであれば良い気がします。
帽子の干し方④キャップ専用の型崩れ防止洗濯ネット
通販サイト等で探してみるといくつか型崩れ防止用グッズが販売されています。その中の一部を以下にまとめました。
キャップやハットなど帽子の種類に応じていくつか対策グッズがありましたので、それらを活用するのもおすすめです。
少しでも早く乾かしたい場合は、ヘアードライヤーや扇風機の風を当てて乾燥させましょう。
帽子の洗濯に関する疑問Q&A
帽子を自宅で洗濯する際に気になる疑問をいくつかまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
Q:帽子を洗濯すると縮んでしまわない??
適切な洗い方をすれば縮むことはありません。適切な洗い方とは、それぞれの帽子に付いている洗濯表示に記載されている内容です。
Q:ニューエラやバレンシアガのキャップは自宅洗いできる??
ニューエラやバレンシアガのキャップも注意をすれば自宅で手洗いをすることも可能です。ニューエラに関してはシールが付いているとシールがダメになってしまうので剥がして水洗いをする必要があります。
ただそれぞれ高級キャップということもあり、出来ることならニューエラやバレンシアガのキャップのクリーニング実績のあるクリーニング店に任せるのがおすすめです。
帽子の洗濯についてのまとめ
- 帽子を家庭で洗濯する際は型崩れ・色落ちに気を付ける
- 汚れのひどい部分は固形石鹸で部分洗いをする
- 帽子はやさしく押し洗い・振り洗い
- 型崩れを防止するならタオルを詰め込むのがおすすめ
帽子の洗濯についてまとめると上記の通りです。実際には衣類よりも汚れやすいにも関わらず「洗ってはダメなもの・・」というイメージがあり、放置しがち・・。
一度洗ってみると意外と型崩れも色落ちもせずに洗えるので、はじめての方も一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
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