革靴にカビが生えてしまって、困った経験はありませんか。自分で取り除いてみても、再び生えてきて悩んだ方もいると思います。
革靴は靴の中でもカビが生えやすいですが、それには理由があります。今回は革靴のカビ取りの方法を解説しています。カビの対策も紹介しているので、最後までご覧ください。
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革靴にカビが生えてしまう原因を知っておこう!
革靴に限らず、靴にカビが生える原因は1つではありません。カビの生えやすい温度、湿度、栄養などが条件になります。
しかし革靴の場合は、上記の条件に加えて革自体がカビの栄養になります。
革の主成分はタンパク質な上、含んでいるものは油脂やタンニンです。そのためビニール素材と比較しても、革素材はカビにとって良い環境です。
またカビは空気中を舞っており、革製品に付着しやすい特徴もあります。さまざまな条件が合わさって、カビが棲みやすい環境となっているわけです。
下駄箱などの密閉した空間に革靴を保管すると、空気が流れないので湿度が溜まってしまいます。もともとカビの栄養となる革靴を、適した条件の下に置いておくことで、カビが生えやすい環境になるわけです。
自宅で革靴のカビ取りをする方法を解説!
ここでは自宅で革靴のカビ取りをする方法と、その前に知っておきたい注意点を解説します。
革靴のカビ取りの注意点
革靴のカビを取るときに、注意すべきポイントがあります。水洗いをすると湿気を与えてしまい、カビの繁殖を手伝ってしまうのでNGです。
カビ取り成分の強さは、使う場所によって違います。そのため革靴のカビ取りにキッチンやお風呂専用の除菌スプレーは使えません。色落ちしてしまう可能性があります。
革靴のカビ取りの手順
革靴のカビ取り手順は、それほど難しくありません。
- ビニール袋
- 不要な布(複数枚あると良い)
- 革靴専用のクリーム
- 皮革専用の除菌スプレー
- 皮革専用の防水スプレー
全部で4つの手順があります。
手順1 靴の表面を綺麗にする
乾いた布で靴の表面を綺麗にし、ある程度のカビを取り除きます。このとき少しだけ力を入れても構いません。
ここで使った布には靴についていたカビが移っているので、ビニール袋に入れて捨てます。
手順2 靴を除菌していく
はじめに、目立たない場所を使って皮革専用の除菌スプレーのパッチテストをします。色落ちの有無を確認できたら、新しい布に皮革専用の除菌スプレーをつけて革靴を拭いてください。
手順3 靴を乾燥させる
除菌完了後、風通しの良い日陰で靴を乾燥させてください。
手順4 皮革専用のクリームを使ってお手入れ
手順3で綺麗に乾いたことを確認できたら、新しい布に皮革専用のクリームをつけてお手入れをします。革靴は、湿度がある程度なければ長持ちしませんので、皮革専用のクリームで栄養補給をするわけです。
最後に皮革専用のクリームを使ってお手入れすることを、忘れないようにしましょう。
困難な場合は靴のカビ取りクリーニングに依頼しよう!
革靴のカビ取り方法を紹介しましたが、プロの技術を持っていないので、家庭で行うにはやはり限度があります。そんなときは靴のカビ取りクリーニングを依頼する方法もあります。
靴クリーニングを行って、靴の表面に付着したカビだけに限らず、除菌・消臭も可能です。
革靴のカビ予防に効果的な対策!
ここでは、4つの革靴のカビ予防を解説します。
付着した汚れはすみやかに取り除くこと
カビの栄養となる汚れやほこりが、長く靴に付着している状態は良くありません。そのため、脱いだ後にほこりを落とすことを習慣にするのがおすすめです。
履いた直後の靴を下駄箱にしまわないこと
履いた直後の靴には湿気がたくさんありますので、すぐ下駄箱に入れてしまうとカビが増えやすくなります。一晩置いて乾燥させてから、下駄箱にしまってください。雨で濡れた場合は、靴の中に丸めた紙を入れます。
下駄箱まで除湿を行うこと
空気が流れない下駄箱の中は、カビが増えやすい環境です。そのため月に1回程度扉を開け放して、中の換気をしてください。下駄箱の中に竹炭や市販の乾燥材を入れておく方法もあります。
しかし気をつけていても、下駄箱にカビが発生してしまうこともあります。目で見て分かるカビは、エタノールや掃除機などでの除去が可能です。
消毒用エタノールを使用する場合は希釈せず、ティッシュに染み込ませて下駄箱のカビを拭き取ってください。
カビが染み込むことを防ぐため、擦らないようにします。最後にエタノールをボトルに移し替えてカビの部分に吹き付け、乾かして殺菌をしてください。
掃除機でカビを吸い取るときは、屋外で行うか窓やドアを開け放して行います。掃除機で吸い取ったカビの胞子は排気口を使って外に出るので、排気口を部屋の外に向けておきましょう。
保管方法にまで気を配ること
革靴を乾燥剤と一緒に密閉できるポリ袋に入れて、カビを予防する保管方法があります。そのさいは、革靴の購入時についていた袋を使って、ぶつからないように革靴をまとめてください。
その上に乾燥材を置いてから全てをポリ袋に入れ、空気を抜きます。密閉したポリ袋に革靴を入れた状態で、箱にしまいましょう。
まとめ
革靴のカビ取りについて解説しました。カビは一度付着してしまうと根深いので、やはり付着する前に対策をするのが大事です。日常的に綺麗にするのを心がけることが、カビの対策になります。
ジュニア洗濯ソムリエとして洗濯やクリーニングについての知識を読者様に発信しています。宅配クリーニング全30社を実際に利用し仕上がり・サービス・コスト比較などユーザー目線と宅配クリーニングマニア目線でわかりやすく解説します。
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