「布団と同じく大きいから洗濯するのが億劫・・・」
「洗濯機に入りきらなくてコインランドリーまでもっていくのがめんどくさい・・」
「クリーニングに出したらけっこうお金かかるのでは??」
「洗わなきゃとは思うけれど洗い方がよくわからない・・」
冷静に考えると寝具の布団よりも食べこぼしや飲みこぼし、さらには手汗や足の汗などなど汚れやすい状況にあるのがこたつ布団ですよね。
こたつ布団のクリーニングの必要性は感じていても、普通のクリーニング店で受け付けてくれるのか?クリーニング代がどれぐらいかかるのか?など意外と知らないことって多いですよね?
ここではそんなこたつ布団をクリーニングに依頼する際の注意点や、自宅洗い・コインランドリー洗いのメリット・デメリットなどなどをまとめました。こたつ布団のクリーニングを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね!
※本記事で紹介している商品にはPR商品を含みますがランキング・コンテンツ内容はラクリー編集部調査をもとに作成しています。また本記事内の情報は一般的な知識であり、自己判断を促すものではありません。 |
そもそもこたつ布団ってそんなに汚れるの?
- 食べこぼし
- 飲みこぼし
- 人の手汗・皮脂
- 足の汗
- 化粧品・整髪料の油分 等
こたつ布団に付く汚れの一番おおきな原因はやはり食べこぼしや飲みこぼしです。こたつに入りながらお菓子を食べたりしてまったり過ごすのって最高ですよね?
その食べこぼしや汗・皮脂を大好物とするのがダニ。汚れを放置することはダニの住みかをつくってしまうようなものです。その為、洗わずに押し入れなどに長期保管をするとダニが繁殖してしまいます。
数年間クリーニングに出したことが無い、自分で洗ったことが無い、そんな方には特にこたつ布団のクリーニングをおすすめします。
じゃあどれぐらいの頻度でこたつ布団をクリーニングすればいいの?
汚れ具合は使用方法によっても変わりますがこたつ布団をクリーニングする頻度は、1シーズン使ったら保管前に1回クリーニングするのがおすすめです。
この理由としては虫食いやダニの被害からこたつ布団を守るためです。前述の通り、汚れがついたままの保管は気づかないうちに虫やダニを繁殖させることになります。
保管中の梅雨時期・夏場はダニ・虫が繁殖しやすい時期。ダニや虫は食べこぼしや汗・皮脂を栄養としているので繁殖している可能性があるためです。
こたつ布団だけではなく、一緒のスペースに保管している他の衣類や繊維素材にも影響が出ますので注意しましょう。
こたつ布団をクリーニングする方法は4つ!それぞれの料金相場をまとめました。
一言でこたつ布団といっても、こたつの掛け布団、こたつの敷布団、またこたつ用の毛布とあります。これらをすべてクリーニングするのか?それとも1枚だけ出すのかで変わりますが、ざっくりと以下の表のような相場観と考えておきましょう。
価格 | 洗浄効果 | 手間 | |
お店に持ち込み | 2,500~ 3,500円 |
◎ | △ |
宅配依頼 | 3,500~ 4,500円 |
◎ | ◎ |
自宅洗い | – | ○ | × |
コインランドリー | 1,500円前後 | ○ | × |
こたつ布団は寝具の布団と同じ分類として扱われることがほとんどで、1枚あたり2,200円(税込)〜3,300円(税込)が相場となっています。店舗受付型のクリーニング店とは違い、宅配型のクリーニングでは枚数を多く依頼するほど1枚単価が安くなる価格設定が多くあります。
またクリーニング店に依頼する場合は防ダニ・防臭などのオプションをつけるかどうかでも価格が変わってきます。防ダニ加工はおおよそ1枚あたり500円~2,200円(税込)程度で加工をしてくれます。
自宅洗いやコインランドリーの場合、価格は安く抑えられる分、手間や時間が取られます。
【店舗・宅配クリーニング】にこたつ布団を依頼するメリット・デメリット!
ここからはこたつ布団のクリーニング方法のそれぞれのメリット・デメリットを解説していいきます。
1. 街のクリーニング店こたつ布団を依頼する
メリット
- 業務用洗剤、温水などで丸洗いの為洗浄効果が高い
- 手間がかからない
- 集配しにきてくれるお店もある
- 防ダニ加工などを施すことができる※お店による
デメリット
- 自宅洗いよりはコストがかかる
- 持ち込みと引き取りが少し大変
クリーニング店に依頼するメリットは、やはりプロによるクリーニングで洗浄効果が高いこととオプション加工などの付加サービスが受けれらることでしょう。お店によっては自宅まで取りに来てくれる集配サービスを提供しているところもあるので、持ち込みや引き取りの手間無く依頼できることもあります。
2. 宅配型クリーニングにこたつ布団を依頼
メリット
- 業務用洗剤、温水などで丸洗いの為洗浄効果が高い
- 家から一歩も出ずにクリーニングを完結できる
- 複数枚まとめて出すと割安になる
- 住んでいる場所を問わず、布団クリーニングのプロに依頼できる
- 防ダニ加工などを施してくれるお店も・・
- 仕上がり品は圧縮袋で送られてくるのでそのまま収納ができる
デメリット
- 街のクリーニング店よりはやや割高 ※お店による
こたつ布団など少し大きめのものは宅配型が手間がなく便利です。自宅に引き取り後は、クリーニングされて送られてくるのを待つだけなので仕事などで毎日忙しい方や、小さい子供がいるような家ではかなり便利と言えます。
ただし、価格は街のクリーニング店よりも割高なので出来るだけ布団類(寝具の布団)をまとめて依頼するのがコスパを抑えて依頼する秘訣です。依頼枚数によっては店舗型のクリーニング店とほぼ変わらないお店もあります。
【自分洗い・コインランドリー】でこたつ布団を洗うメリット・デメリット!
クリーニング店に依頼せず自分で洗う場合(コインランドリーで洗う場合も含め)に、必ずチェックしなくてはならないのがこたつ布団の取り扱い絵表示です。最近ではウォッシャブルタイプの洗えるこたつ布団も販売されています。そういったものでも念の為、洗う前にチェックするとトラブルになりません。
自宅で洗濯処理ができる取扱い絵表示例
新 | 旧 | 意味 |
※数字は液温の上限値。 下線は強弱。 |
※数字は液温の上限値。 弱は弱い洗濯処理。 |
洗濯での洗濯処理ができる(水洗いが可能) |
手洗いができる(水洗いができる・洗濯機は不可) |
上記の取り扱い絵表示が付いている場合は、家庭での洗濯が可能です。新表示の数字は洗濯に使用する液の温度の上限値で下線は洗濯機処理の強弱を示しています。
1本は弱い処理、2本は非常に弱い処理を意味していますが、コインランドリーでコースの選択ができる場合は水流の優しいコースで洗うのが安心です。
自宅で洗濯処理ができない取り扱絵表示例
新 | 旧 | 意味 |
洗濯処理・水洗いはできない |
上記の取り扱い絵表示は水洗いができない繊維製品についているマークです。ただし上段の水洗い不可マークの場合、自宅での処理ができないという意味になるため、これらのマークがついたものでもプロのクリーニング店に相談してみるとクリーニングができる場合があります。
洗濯可能な取扱い絵表示であれば自分でもコインランドリーでも洗うことができます。洗濯不可なものはプロのクリーニング店に依頼をするようにしましょう。
3. 自分でこたつ布団を洗う
メリット
- お金がほとんどかからない
- お店に持ち込む手間がかからない
デメリット
- 複数枚を洗濯する場合、かなり重労働
- ベランダに干しに行くときに床が水でびしゃびしゃになる
- 洗濯機に入りきならない場合も
- 乾燥不足には注意する必要あり
- 晴れた日に洗濯する必要がある
洗濯機で洗える・あるいは手洗いができるこたつ布団は自宅洗いでもOKです。ほぼお金がかからない点がもっとも大きなメリットですが、洗濯から乾燥させるまでの作業はなかなか労力がかかります。特に水を含んだこたつ布団はかなりの重さなので女性にとっては重労働です。
こたつ布団を自宅で洗ったことのある方の口コミ
#こたつ布団 洗ったら、思ったより乾燥に難有りで、早く出かけたかったけど、ギリギリまでベランダへ。
でも、結局ビシャビシャっぽいのでエアコンの衣類乾燥にかけました。
だったら最初から早く出るべきだったなぁ。
次は休日かつもう少し早く洗濯する。— LanciaRosso (@USK_77) 2019年3月15日
わー!お昼前にこたつ布団洗濯したのに干すの忘れてたーもう15時だ( ;∀;)
ベチャベチャ乾くと良いな…#わすれんぼ #こたつ布団 #洗濯 https://t.co/ZLA8BUCAwd— 音々奏文鳥とシンプルライフ (@neneka224) 2017年5月14日
4. コインランドリーでこたつ布団を洗う
メリット
- クリーニングに依頼するよりはお金がかからない
- 複数枚まとめて洗える
- 乾燥機があるので短時間で乾燥させることができる
デメリット
- コインランドリーの場所によっては車がないと運べない
- 晴れた日に洗濯する必要がある
コインランドリーはちょうどクリーニング店依頼と自宅洗いの中間的なコスパ・洗浄効果が得られる洗い方です。大型の洗濯機があるコインランドリーではこたつ布団と一緒に他の衣類や寝具を一度に洗うことができます。また自宅の洗濯機よりも槽に余裕があり、水流や機械力が強いため洗浄効果の高さもメリットの一つ。
ただし、近くにコインランドリーがない場合は車を使って持ち込まなくてはならないこと、駐車場が付いていない場合は別途コインパーキングに停めなくてはならないといった立地的な問題があります。
こたつ布団をコインランドリーで洗ったことのある方の口コミ
こたつ布団をクリーニングに出す前に気を付けたい注意点と正しい出し方!
こたつ布団をクリーニング出す際に注意する点は大きく3つです。
ほつれやほころびがあるものは悪化や破れの原因に!
クリーニング店の多くは、破れやほつれ、ほころびがひどいものはクリーニングを受け付けてくれません。こたつ布団の場合、特に布団のふちを引き寄せて使うため縫製部分に負荷がかかりがち。
クリーニング店に持って行く前に、必ず自宅でそのような箇所がないかどうか確認をするようにしましょう。
汚れやシミの種類・放置年月によっては落ちきらない場合も
こたつ布団で汚れがつきやすい部分はやはり布団のふち部分。特に手汗や手垢がつきやすくなります。
こたつ敷布団のカーペット状のものは商品分類が変わるお店も
こたつの下に敷く敷布団。こたつ布団とセットで販売されているものもありますが、カーペットのようなタイプはカーペットやラグ扱いになるお店もあります。
クリーニングから仕上がってきたこたつ布団の正しい保管方法
クリーニングをしたあとの保管方法は、湿気が少なく温度が高くなりづらい場所が最適です。これはこたつ布団に限ったことではありません。
クリーニングから帰ってきたら一度広げて風を通す
クリーニング店でも完全乾燥はされていますがクリーニング工程の中で余熱が残っている場合もあります。余熱は湿気を含むので長期保管する場合は、自宅で一度広げて風を通すのがおすすめです。
完全密閉のカバーよりも通気性に優れた不織布カバーがおすすめ
収納スペースに余裕がある場合は、圧縮せずに通気性の良い不織布カバーで保管するのがこたつ布団にとっては良いでしょう。こたつ布団を購入した際に付いてくるカバーの多くも片面が不織布でできています。
最近では110円(税込)ショップでも布団用の不織布カバーが売られていますので、無ければそれを活用するのもおすすめです。
保管中のオフシーズンにもたまに干して湿気を逃す
湿度が上がる梅雨時期は部屋の湿度も上がります。とはいえ梅雨時期は外に干すことができないので、梅雨が明けた頃から夏の間にこたつ布団を取り出して干すようにすると溜まった湿気を逃すことができます。
湿気が多く、高温になる環境はカビ発生の好環境です。時折、保管場所から取り出して干すようにしましょう。
綿や化繊の中綿の布団は圧縮袋に入れっぱなしはかさ高がへることも
綿やポリエステルの中綿などは圧縮袋に入れっぱなしにするとかさ高が減ります。日干しをすることでふわふわになりますが、おおよそそのかさ高の復元率は7~9割です。多少かさが減ってしまうことは知っておくと良いでしょう。
羽毛布団の場合、圧縮しすぎると羽根の軸が折れて側生地を傷めたり、最悪突き破ってしまうこともあります。羽毛布団は過度な圧縮を避けましょう。
防虫剤を必ず使う
クリーニングをすればある程度の汗や汚れなどは落ちますが。完全に落ちきっているとは限りません。一般的に綿やシルク、ウールなどの天然繊維ほど虫食い被害にあいやすいのが知られていますが、ポリエステルなどの化学繊維であっても付着した汚れがあると食い荒らす害虫もいます。
そのため、防虫剤は適切に配置するようにしましょう。
シーズン中にこれだけは行いたい!こたつ布団の日々のお手入れ方法3選!
10月の秋口になってこたつ布団を押入れなどから引っ張り出してきた後に行いたいこたつ布団を清潔により快適に使うための工夫をまとめました。
ブラッシングをしてホコリを払い落とす
こたつ布団を使う季節は乾燥しているので、静電気が起こりやすく、ホコリがつきやすくなります。ホコリと手汗やそのほかの油分が混じると黒ずみの原因になるので、ブラッシングをして払い落とすようにしましょう。
週に1〜2回・片面2時間を目安に干す
ふとんの種類 | 干す頻度 | 干す時間 |
綿(コットン)ふとん | 週に1~2回程度 | 片面2時間位 |
合繊(ポリエステル)ふとん | 週に1~2回程度 | 片面2時間位 |
羊毛(ウール)ふとん | 週に1回程度 | 片面2時間位 |
羽毛(羽根)ふとん | 月に1~2回程度 | 片面1時間位 |
(引用:一般財団法人日本ふとん協会「ふとんを干す頻度と時間」)
押入れやクローゼットなどから取り出した時には、必ず使う前に一度干しましょう。干す時間は片面2時間を目安とすると良いでしょう。上記表のように布団の材質によって変わるので参考にしてみてください。
布製品用の撥水・防汚スプレーをかける
布製品用の撥水スプレーを使うと水や油を弾いてくれる膜ができます。食べこぼしなどの油シミ、手汗・皮脂による黄ばみや黒ずみなどが付きづらくなるのでより綺麗な状態を維持できます。
日々のお手入れを正しく行うとクリーニング頻度も低く出来るので、ぜひ実践してみてください!
ラクリー編集部がおすすめするこたつ布団クリーニングの年間フロー!
ここではラクリー編集部がおすすめする1年を通してのこたつ布団のお手入れとクリーニングに付いてまとめています。以下はこたつを秋冬シーズンのみ使う場合を想定しています。
時期 | 内容 | |
5月GW明け | クリーニングに依頼 | 宅配クリーニングに依頼 |
6月~9月 | 保管 | 保管サービスの活用 |
9月中旬~10月上旬 | 引き取り | クリーニングから引き取る |
11月~5月 | シーズン中 | 週1~2回干す・たまに自宅洗い(コインランドリー等) |
おすすめは宅配クリーニングによる保管サービスの活用です。保管サービスとはクリーニング後にそのままクリーニング店の倉庫で長期保管してくれるサービスになります。
メリット
- 家の収納スペースができる
- 湿度・温度が最適な環境
- 梅雨時期や夏の高温多湿から逃げる
- 毎シーズンきれいな状態で使える
デメリット
- クリーニング代がかかる
- 寝具用の布団などと一緒に複数枚出した方がお得になる
メリットは、自宅の収納スペースに空きができること、こたつ布団をもっとも最適な環境で保管ができることの2つあります。多くのクリーニングの保管サービスは、衣類に最適な湿度と温度の環境を維持しています。
おすすめの布団宅配クリーニングは以下の記事でも紹介していますので併せてチェックしてみてください!
特にカビが発生しやすい梅雨時期と夏を倉庫で乗り越えられるのはこたつ布団を長く使うためにもおすすめです。
- 収納スペースに困っている人
- 小さい子供のダニアレルギーなどが気になる人
- クリーニングに持っていくのはめんどくさいと感じている人
- できるだけ自分の時間を作りたい人
何より一番は自分の時間を作ってまったりできることです!自宅洗いの手間はもちろんですが、クリーニングに持っていく手間や往復の時間をコストとして考えたら宅配クリーニングもおすすめかもしれません。
まとめ
- こたつ布団のクリーニングは保管前に1回は必須!
- クリーニング代はおおよそ1枚2,200円(税込)~3,300円(税込)前後
- こたつ布団は宅配クリーニングが便利!
こたつ布団を自宅で洗う方も多くいます。ただ初めての方の場合、「そもそもうちのこたつ布団は家で洗ってもOKなの?」「洗濯機に入りきるかな・・?」「洗剤はどんなものを使ったらいいの?」「干し方は・・?」などなど、悩むことも多いのではないでしょうか。
そんな時はすべて任せておけば安心のプロのクリーニング店に依頼するのもありです。こたつ布団の中綿の汚れなども徹底的に落としてくれるので、ダニの繁殖などのリスクも抑えられます。
クリーニング代はかかりますが、持ち込む手間、洗う手間、干す手間、そして時間を考えると意外と許容できる範囲ではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください!
クリーニングしたい衣類の引取りからお届けまで自宅にいながら完結できる宅配クリーニング。
たくさんある宅配クリーニングサービスの選び方から価格が安いお店まで徹底比較しました。お店選びの参考にしてみてください。